POINT
静岡の駿河城は唯一「巽御門」 のみが復元される程、天守閣(太極)に次ぎ重要な場所です。
初対面の人と会った時、先ず顔に目が行きます。『家の顔』はお客様が見えて一番最初に眼が行くところ、【玄関】です。『顔』はやはり第一印象が大事です。『家の顔』も明るく、入りやすく、誰をも優しく迎え入れてくれるような雰囲気が大切です。その場所はどこが良いか考えてみましょう。
まず、最も嫌われる場所が「裏鬼門」といはれる「北東」です。「北東は一日中太陽が当たらず、陰気で暗い場所だからです。従って「暗い心を持った人」が訪れるといはれています。警察白書にも、東北は泥棒の最も侵入率の高いところとしてデーターが残っています。この場所に引っ込めて【玄関】を造ると更に運気が悪くなると考えられます。
最近は家の中央に玄関を造る方が多いようですが、これも良い家相とは言えません。確かにこのような家は左右対称で美しく、どっしりとして見えます。しかし、家の真ん中に玄関があると、どうしても中廊下を作ることになり、家族の交流が隔てられることになります。これを【親子不仲の相】といいます。
それは昔から言はれる【巽の玄関】=「東南」です。「東南」は「日当たりがいい」「家族団らんの場所を邪魔しない」 最高の場所です。この場所に【玄関】を造ると先客万来の幸福な家庭が作られると言はれています。但し、道路関係などでこの場所が難しい場合は「北西」になります。「北西」は「東南」に次ぐ良い場所とされえています。地形上、難しくてもどちらかに寄せて造ることをお勧めします。
城の玄関は必ず巽の方角に造られています。間違っても「東北」 に造ることはありません。